漫画

6月27日何読みましたか

 

6月27日に読んだのはSPY×FAMILY 2巻、SPY×FAMILY 3巻、チェンソーマン1巻の計3冊です。

 

最近の少年漫画は本当に外れがありませんね。

 

SPY×FAMILY2巻、3巻

 

 

SPY×FAMILYは「少年ジャンプ+」にて連載されている漫画です。4巻まで発売されていますが、発行部数が既に300万部に達しているそうで「少年ジャンプ+」の連載作品としては異例の発行部数だそうです。「少年ジャンプ+」っていう雑誌の存在自体を知らなかったのですがアプリ、Webサイトの電子媒体みたいですね。

 

最近では「鬼滅の刃」の発行部数が話題になっていたりしますが(2020年6月現在で累計8000万部だそうです)、集英社の作品としての売れっぷりは暗殺教室に次ぐスピード記録だそうで、"ポスト鬼滅"と言える作品なのかもしれませんね。

 

かなり売れているという話を聞いてコロナウイルスの自粛期間に全巻まとめ買いしたのですが、1巻だけを読んだ印象だと「なんでこれがそこまで売れているんだ?」という感じを受けましたが、2巻、3巻と進んでいくうちに先の展開が気になり始めました。そもそも過去にメガヒットした作品も1巻の時点で面白いと判断出来るようなものはほとんど存在しないですしね。

 

2か月前に1巻だけを読んでて、今日また2巻から読み直したのですが、改めて振り返ると1巻の間だけで、かなり話が進んでいるんですよね。比較的ストーリー展開の早い部類の漫画なのかもしれません。

 

どの漫画にも主題は存在していると思いますが、この漫画の主題は恐らくここですよね。

SPY×FAMILY 第1話より (c)集英社/遠藤達哉

SPY×FAMILY 第11話より (c)集英社/遠藤達哉

 

簡単に言えば「隠し事」、もうちょっと掘り下げるのであれば「他人を理解する事は出来ないし、自分の全てを曝け出す事も出来ない」というところだと思います。そのような主題を持った作品なので、他人の心を読む事が出来るアーニャを登場させているのだと思います。

 

ところで、この作品ってコメディなんですね。

「少年ジャンプ+」の一話を見て気付きました。コミックスにはこの一文は書かれていないのですが、作品側から"コメディ"って言われると作品に対する印象が大分変わる気がしますね。

 

あとこの漫画、1巻の第1話の時点で既に絵が上手いっていうのが地味にポイント高いですよね。長期連載になれば画質が変わってくるでしょうけど1話からこれだけ画力が高い漫画も珍しい気がします。

 

作者の遠藤達哉さんはこれが三つめの連載作だそうですが、これ以前の二つは全二巻、全五巻とそこまで長期で連載していた訳でも無いので元々の画力が高いのでしょうね。



チェンソーマン1巻

 

1巻を読んだ後に真っ先に思ったのは「昭和後期~平成初期のヤンマガ作品みたいだな」という事ですね。

 

チェンソーマン第1話より (c)集英社/藤本タツキ

 

絵の下手糞さなんかはデビュー当時のすぎむらしんいちとか望月峯太郎に近いものが有りますし(具体的にはサムライダーとかバタ足金魚とかそのあたりの作品)、生きる動機はほぼ何も持たないけど女にはそこそこ執着する人物を主人公として書いているのも当時のヤンマガ作品に近いものを感じます。

 

幸せに関する沸点が低く、ある意味、究極のミニマリストとして描かれている主人公・デンジは行動の動機が自分の中に無い分、周りの人物によって動かされて行く受動型なのですが、これも最近の作品っぽくないんですよね。

 

「ハイキュー!!」の日向翔陽、「僕のヒーローアカデミア」の緑谷出久なんかがわかりやすいのですが、最近のヒーローに共通しているのは能動型で「没頭」や「理系脳」という属性を持っているんですよね。それら"令和のヒーロー像"と真逆の属性を持った人物を主人公として描いている事が一周回って新鮮なのかもしれないですね。

 

ただ、「デビルハンター」「公安」「銃の悪魔」みたいな設定は、ここ20年ぐらいのジャンプ漫画に有りがちな設定なので、昔の青年誌のノリと昨今の少年誌のノリを折衷した作品という見方も出来そうです。

 

ちなみに作者の藤本タツキさんがルーツとしているのは「少年チャンピオン」「月刊少年ジャンプ」の作品だそうで、どちらかというとマイナー寄りでは有りますが青年誌からの直接的な影響は無いみたいですね。

 

ここまでは大まかな作品のスタイルに関する言及で、1巻そのものに対する感想を述べるとするなら、血の悪魔・パワーの存在が大きいのかなという気がします。

 

作品の重要度でいえばマキマさんの方が上なんでしょうけど、連載開始当初の滑り出しという面では、このキャラを出したことが大きかったような気がします。「何が?」って言われても困るんですけど、自分の行動に強い動機を持たないデンジと組ませるキャラとして、マキマ、早川では弱かったと思うんですよね。このキャラが出てきた事によって2巻以降の展開に気持ちが引っ張られた気がします。

黒髪のキャラが多い中、金髪(?)のキャラとして描かれているので余計に特徴的に思えますね。

チェンソーマン第4話より (c)集英社/藤本タツキ

 

エルピー・プルみたいなポジションのキャラだし良くないですか?(お前の好みだろ)


-漫画

Copyright© 今日何しましたか , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.