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野球の写真を上手く撮る為のコツ6選

こんにちはラス川/Rasukawaです。

僕のカメラ歴は7年で、お金を貰いながら野球の撮影を行っていたこともあります。流石に7年も撮影しているとカメラを始めた当初よりも上手く撮影出来るようになりました。

先日に下記のツイートをしました。

  • シャッタースピードが出ていない
  • ピントが薄すぎる
  • ISO感度が低すぎる
  • 機材が重いのに手持ち
  • 撮影アングルが悪い
  • プレーを先読みできてない(流し打ちしかしない打者を背後から撮る等)

これは野球を上手く撮る為に必要な行動を並べたものですが、今回はこれについての説明をして行きたいと思います。

失敗作の写真を交えて、分かりやすく伝えられるようにしたいと思います。

シャッタースピードが出ていない

シャッタースピードが出ていない写真の一例がこれです。

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撮影歴半年ぐらいの頃の写真ですが、初心者だったという事もあって一眼レフの使い方については全くわかっていませんでした。

この写真は一見、ピンボケに見えますがピントは合っています。足元を拡大してみると

IMG_9268

こんな感じで、左足に入っているアンダーアーマーのマークやマウンド上の砂粒にしっかりピントが行っています。動きが止まっている部分にはピントが合っていて、激しく動いている部分(この写真で言うと上半身)がブレているのはピンボケでは無く被写体ブレです。

ちなみにデータを見てみると、シャッタースピード→320、ISO→100となっています。野球を撮影する為にはシャッタースピードは1250~1600程度は必要です。全身の動きを止めた写真を撮るのであれば「シャッタースピード優先モード(Tvのダイヤル)」に合わせ、ISO感度を500か640にする必要があったとのでは?と予測します。これについては改めて記事にしたいと思います。

シャッタースピードがバッチリ出ていると、こんな感じになります。

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この写真は、シャッタースピード→2000、ISO→640の設定で撮影されたものです。繰り返しになりますが野球の写真を撮る為に必要なシャッタースピードは1250~1600です。最低でもそのぐらいのシャッタースピードを確保できるような設定をする必要があると思います。

ピントが薄すぎる

次はピントが薄すぎる写真についての説明を致します。

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この写真は一見するとピントが合っているように見えますが、前後のピント幅が薄すぎて全身にピントが来ていません。ピントが合っている部分とピントが甘くなっている部分を拡大してみたいと思います。

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拡大してみるとわかるのですが、マウンドプレートから右膝の間にピントが合っています。マウンドの砂粒を見るとわかりやすいです。その間にだけピントが合っていますよね。

どういう事なのかと言いますと、マウンドプレートの付近にピントが残ってしまって、打者方向に踏み込んでくる投手にカメラが追従出来ていないという事です。

つまり、この写真では、右足の爪先から右膝の辺りまでしかピントが来てないという事です。それより前に位置する体の部位はボケかけてしまっています。

「絞り」の数字(レンズ名に入っているf2.8とかf4とかf5.6というのがピントの幅を示す数字です)を大きくすることで対処できたりします。

撮影中にピントのズレを確認したい場合は被写体の足元を拡大すればわかりやすいと思います。僕も撮影中は必ず確認しています。

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上半身も拡大しました。ウェブ上だと、そこそこ誤魔化せてしまいますが、確実に甘ピンです。このような感じでピントの合っていない写真だと機材本来の能力を持て余してしまいます。

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成功例として別の写真を載せますが、これは千賀投手の全身にピントが来ています。f5.6の設定で撮影したため、前後のピント幅が広くなり上手く撮影出来ました。

野球の撮影に限った話でも有りませんが、被写体の全身にピントが合った写真を撮影するためには「シャッタースピード」「ピントの幅」、どちらとも満たす必要が有ります。

ISO感度が低すぎる

シャッタースピードを上げすぎたり、前後のピントを深くし過ぎた時に起こる現象です。シャッタースピードを上げたり、ピントの幅(f値)を深くしたりする為には、「日照条件に恵まれている事(晴れた屋外である事)」「ISO感度の数字が適正である事」、この二つが必須条件になります。

なので、日差しに恵まれていない日に低いISO感度のまま、シャッタースピードを高速にしたり、ピントの幅を深くしたりすると、これまた写真のクオリティが下がります。

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シャッタースピード→4000、ISO320(f4.0)で撮影したものです。カメラ歴1年ぐらいの時に撮影したものですがデータを見るとびっくりしますね。本当に何もわかってなかったんでしようね(苦笑)。野球の撮影でシャッタースピードを4000も出す必要は有りませんので、ISO320で撮るのならシャッタースピードは1250ぐらいで妥当になるはずです。

この写真は現像で対応できるレベルのクオリティではありますが、ISOの低さに対してシャッタースピードの数字が高すぎるので、写真の仕上がりが暗くなっていますし色乗りも悪いですね。

日照条件に応じた大体の設定値は把握しておいた方が良いです。

晴天→ISO400付近

曇り→ISO1000付近

雨→ISO2500付近

という感じですが、これも流動的です。状況に応じて自分で考える事が求められます。

機材が重いのに手持ち

これは撮影者個々の腕力によって変わってきますが、

機材の総重量が3~4kgになったら迷わず一脚を使用した方が良いと思います。

ギャラが発生する撮影にもかかわらず一脚を家に忘れてきた事があったのですが、その日は本当に地獄でした(笑) アメフトの撮影だったので、ほとんど休憩も出来ずに2時間半手持ちで撮影しましたが(総重量4kgちょいです)体がおかしくなって翌日整体へ行く羽目になりました。

ちなみに、この日だったと思います↓

自分の意見を押し付けるつもりは無いですが、本気で良い写真を撮りたいのであれば迷わず一脚を使用した方が良いと思います。一脚を使っていない状態で「上手く撮れない」と言われても、「そりゃそうでしょ(笑)」としか思いません。

一脚も安いのを買うと1年ぐらいで壊れてしまうので出来るだけ奮発した方が良いですね。長い目で見れば、その方がお得です。

撮影アングルが悪い

これもありがちです。プロ野球の試合が開催される球場であれば「カメラマン席」が設けられていますが、大体その辺りのスタンド席・最前列がベストポジションです。

一塁側内野席であれば一塁ベースの真横辺りだし、三塁側内野席であれば三塁ベースの真横辺りです。ワンパターンの構図を避けるために少し移動する事はありますが、基本的にはベースの真横ですね。これについても後日、記事にします。

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一塁ベースの真横から撮影すると、こんな感じの写真が撮れます(遊撃手の守備シーンですね)。他には右打者のインパクト、左打者の振り抜き、捕手の二塁送球、本塁クロスプレーなんかも撮れますよね。基本的には一塁ベース付近に陣取るのがベストだと思います。

プレーを先読みできてない(流し打ちしかしない打者を背後から撮る等)

これも、めちゃめちゃ多いです。他人がとやかく言う必要もない話だというのを前提にして聞いてほしいのですが、アマチュアスポーツの写真というのは情報が少ない選手を撮影対象にすることが多いので、個人を特定出来る瞬間を撮ることに価値があると思うのです。

「左打者を一塁側から撮影する」という事で話をしてみますと

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この写真で「愛知東邦大学・角山選手」って言われても「顔見えないじゃん!」ってなりますよね?

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逆にこの写真で「名古屋商科大学・後藤選手」っていう注釈が付いたら、「こんな顔してるのか」「イケメンですね」となりますし、単純に絵面としても良い写真ですよね。※通称「振り抜き」シーンです。

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僕はある程度撮りなれていているので、左打者をこの角度から撮影しても選手の持つ個性を切り取れるのですが、基本的には、この角度から左打者を撮影しても、振り抜きシーン以外の良い写真を撮るのは難しいと思います。特に俊足の左バッターは振り切るスイング(顔が見えるスイング)をしない事が多いので、そういうタイプの打者を撮影するときは三塁側へ移動する等して対応すべきでしょうね。

僕も今でこそ、先読みする事で撮りたいシーンを押さえる事が出来るようになりましたが、初心者の頃は無思考的にシャッターを連写しているだけでした。

自分の撮影位置から、どのようなシーンが撮れるのかを前もって考えておかないと、実際にそのシーンを撮ることは難しいと思います。雑誌に掲載されているプロカメラマンの写真を見て、どのようなタイミングで撮影しているのかシミュレーションしてみると良いのかもしれません。

撮影の腕を上げるには「写真をたくさん見る事」も重要です。

まとめ

いかかでしたでしょうか? 過去の自分の失敗例を元にして記事を書いてみましたが、何かしら参考になるものがあれば幸いです。今後はより濃い話を書いていきたいと思うので定期的にチェックしに来てください。

今回も読んでいただきましてありがとうございました。

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